震災から今日で9年
本日、東日本大震災から9年を迎えました。桐生市では午後2時46分から消防のサイレンを吹鳴し、私を含め多くの市民が1分間の黙とうを捧げました。
桐生市役所のロビーでは、本日まで写真展「大震災の記憶〜東日本大震災から9年 3.11を忘れない〜」が開催されています。桐生市からの派遣職員が撮影した被災直後の石巻市内の様子や、復興へと歩む現在の石巻市内の様子などを展示されている他、桐生市に未曾有の被害をもたらしたカスリーン台風の被災状況の写真も併せて展示中です。
当時、会社員だった私が市民活動やボランティア活動を始めたのは震災がきっかけでした。今の自分があるのはあの時の経験があったからと断言できます。震災は多くの悲しみを生んだ一方で、多く教訓を残し、多くの人が変わるきっかけを与えてくれたのも一つの事実だと思います。その教訓や想いを引継いでいく為にも、震災を風化させてはいけない。それが経験した世代の責任です。
そして、今般の新型コロナウイルスの感染拡大。9年前の震災同様、初めて経験する未曾有の事態といえるかも知れません。一日も早く事態が収束し「この経験を教訓にしていこう」と言える日が来ることを切に願っています。