両毛地域の取り組みに学ぶ

24日金曜日は太田市で開催された「両毛六市 議員懇談会 研修会」に参加させていただきました。この会は、両毛地域6市の議員が参加する任意組織で、議員相互の交流を図り、生活圏を共にする両毛地域における政策連携や情報連携を進めていく為、定期的に研修会等を開催しています。今回は6市が主催する分科会を行ったほか、分科会終了後には太田市民会館の現地視察をさせていただきました。

前半の分科会においては、私は館林市が座長の「日本遺産 里沼について」に参加させていただきました。日本遺産は平成27年に文化庁が創設した制度で、地域の歴史や文化の特色をストーリーにまとめて認定するものです。桐生市が含まれる「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」や、足利市の足利学校が含まれる「近代日本の教育遺産群」は初年度に第一号として登録されています。2020年までに100件を目標に認定が進められており、館林市は昨年度に『里沼―「祈り」「実り」「守り」の沼が磨き上げた館林の沼辺文化―』が登録されました。市民にとって身近にあった沼を、生活文化に密着した「里沼」と定義したことで新たな価値を発見した館林の取り組みは、桐生市における文化的価値の発信においてもたいへん参考になるものだと思います。また、3つの日本遺産が近接している地域は全国でも稀であり、この価値を活かしながら、すでに連携を行っている桐生市・足利市に加え、館林市も含めたリテージツーリズムの発信に力を入れていくことが大切だと感じました。

後半に視察をさせていただいた太田市民会館は約60億円を投じて整備された新しい文化拠点です。市内の他のホールとの役割分担をしながら、メインの1500席規模のホールを除くと機能が割り切られており、現状必要最低限の機能を守りつつ、かつ音響や素材・デザインなどには妥協なくこだわって作られている施設だと感じました。今後、桐生市でも続いていく老朽化施設の統廃合において、このような近隣他市の施設整備の手法はたいへん参考になるものだと思います。

両毛6市は県を超えた全国でも珍しい連携の枠組みです。今後もこの繋がりを活かしながら、各市の施策の充実に繋がるような取り組みを行っていけたらと改めて感じました。設営いただいた太田市の皆様に心より感謝申し上げます。

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文化財を後世に