想像すること。共感すること。

昨日、桐生市市民文化会館 展示室で開催されている生命のメッセージ展に寄らせていただきました。(開催は本日まで)

この展示会は交通事故や犯罪によって理不尽に命を絶たれてしまった方の等身大パネルとともに、家族からのメッセージや故人の縁の品などを展示して、命の尊さや他者の痛みを「想像する」ことを伝えるアート展です。

日々報道される事件事故。毎日目にしていると何も感じなくなってしまうかも知れないけれど、その事件事故で命を絶たれてしまった人、一人ひとりに人生があり、家族がいる。当たり前のことのはずなのに、そのことを想像する機会はあまりないように感じます。

この展示会を通じて、それぞれの立場を知ること。そして、互いの人生を想像することの大切さを改めて感じました。想像することで、人に優しくすることができる。車の運転も気を付けるようになる。そんな気付きを与えてくれる展示会であったように感じます。

主催した長岡さんは、高校生の時に「生命のメッセージ展」を開催し、10年目の節目として今回の2回目の開催となりました。高校生でこれを実現した行動力も素晴らしいですが、大人になっても変わらず行動し続ける芯の強さはより素晴らしいと感じます。

想像力を高めることは、共感しあうことに繋がります。それは事件事故の被害者だけでなく、災害や病気、ハンディキャップ、多文化共生など、様々なことへの共感にも繋がるものだと思います。想像力や共感を広げていく長岡さんの活動。今後の展開に期待しています。