議会改革は誰のため?

本日は東京若手議員の会 総会・研修会に参加させていただきました。開催地は東京都町田市です。私は「町田市議会改革(活性化)の取り組みについて」の研修に参加させていただきました。

町田市議会は、早稲田大学マニフェスト研究所発表の「議会改革度調査ランキング2018」において全国8位と、東京都内No.1の評価を受けている議会改革の先進自治体です。ちなみに、同ランキングでは桐生市も全国6位と高い評価をいただいています。昨年度には、桐生市議会 地域政策及び議会改革調査特別委員会において、町田市議会の議会改革の取り組みについて視察をさせていただきましたが、残念ながら私は委員でなかったため参加できず。今回は念願であった視察の機会をいただきたいへん嬉しく思います。

議会改革において重要なのは、何のための議会改革なのかです。議会基本条例の策定や議会報告会などを実施すれば、形式的な議会改革度そのものは高めることはできますが、それは本来の目的である「市民に開かれた議会」や「市民意見をより反映できる議会」を目指すためのツールとして目的を持って整備・活用していかなければなりません。

本日拝聴した町田市議会の議会改革の取り組みにおいては、傍聴者に向けた資料の充実や、請願書の押印廃止、請願者の意見陳述の開始など、市民に開かれた議会を目指すという明確な目的を感じることができました。議会改革度ランキングでも、町田市議会の「市民参加」におけるポイントは桐生市議会よりも高く、単に議会改革を進めるのではなく、市民参加を高める目的を達成するための議会改革を着実に進めているという町田市議会の姿勢を感じとることができました。

桐生市も全国6位という数値に甘んずることなく、目標設定を明確にし、市民に実感できる議会改革に取り組んでいかなければならない。そう痛感する良い研修の機会となりました。

ご設営いただいた東京若手議員の会の皆様、ご対応いただいた町田市議会の皆様に心より感謝申し上げます。