公共空間の有効活用のよい流れに

4月28日(日)に公共空間を有効活用したイベントが2つ同時開催されました。

一つ目は「JR桐生駅前ロータリーフェスティバル2019」です。桐生駅北口ロータリーの内側にある広場。ここは普段、電動コミュニティバスMAYUの発着所に使用されている他、冬にはイルミネーション会場として活用されていますが、そのほかはほとんど利用されていない空間です。JRの土地と思われがちですが、実は桐生市が所有する公共空間であり、そこに目を付けた桐生VAROCK様を中心とした実行委員会の皆様、協力団体の末広町商店街及び桐生市民活動推進センターゆいの皆様に心より敬意を表します。この場所は正に桐生市の正面玄関であり、まだまだ有効活用策があるように感じています。夏にはビヤガーデンなどができれば、会社帰りのサラリーマンなどが桐生で時間を過ごし、お金を消費してもらえる仕掛けづくりができるのではないでしょうか。桐生駅北口広場の今後の更なる有効活用を期待しています。

二つ目は桐生の中心市街地の憩いの場、新川公園を活用した「base on the Green@kiryu」です。新川公園は都市公園であり、利用目的の制約から堀マラソンや桐生八木節まつり以外ではほとんど利活用されてこなかった空間です。そこに風穴を開けたのがこのイベント。市街地の真ん中にこんなに素晴らし緑地があるのは桐生市の誇りであり、その空間を楽しむ最良の形を提案してくれているイベントだと感じています。新緑が美しい春の夕暮れ、レジャーシートを広げて寝転ぶだけで、街中にいるのを忘れさせてくれます。これからもbase on the Greenの取り組みに期待するとともに、応援をしていきたいと思います。

少しずつ動き始めた桐生市における公共空間の利活用。桐生市にとっても民間事業者様にとっても、そして市民の皆様にとっても好ましい公共空間の有効活用の在り方を目指し、行政としても寛容な姿勢で臨んでいくことが重要です。全国における先進事例も含めて、様々な活用策を研究・提案していきたいと思います。