エフィカシーを高める。桐生イノベーションアカデミー講演会
9月23日(土)、本町1丁目のshop&gallery象にて開催された桐生イノベーションアカデミー講演会に参加してきました。桐生商工会議所のイノベーションプロジェクト実行委員会が主催するプログラムです。今回は「事業創造と成し遂げる力 ニッチ戦略と仕組化経営 マイナスからの逆転起業」と題して、株式会社ユニマーク代表取締役の尾花靖雄 様よりご90分間のご講演いただきました。

実家が刺繍工場であった尾花社長は家業の倒産危機を受けて一念発起。これまでの経験を活かしてオリジナルワッペン専門店を起業して時代に先駆けてインターネット販売に参入され、3年間で多額の借金を返済した後は「日本一のワッペン屋」になろうと事業を拡大し、刺繍からプリントへと多品種化する中で最近では布以外のオリジナル商品も手掛けるなど大きく事業を拡大されています。
苦境を乗り越えていったストーリーもさることながら、その後も継続的に新規事業を創出し、設備投資を繰り返すなど、常に前を向き続けている姿勢に感銘を受けました。様々触れたいお話はあるのですが、一番刺さったのは「エフィカシーを高める」ということです。エフィカシーとは自己効力感と訳されるそうで、未来の自分に対して自信を持ち、困難な課題にも前向きに立ち向かうことを言います。私はエフィカシーという言葉は初めて聞いたのですが、常に「根拠はなくてもきっと上手くいく」と思って挑戦してきたので、きっとこういう意識のことなのだろうと感じた次第です。ただし私の場合、これまでの挑戦に際して周りに迷惑をかけてしまうことも多々あったので、エフィカシーだけで上手くいくというものでもないのだと思います。

今回の尾花社長のお話にあったように、挑戦に際してノープランはNGであり、目的を明確にし、しっかりマーケティングを学び、リサーチをして、小さく始める。そういったことを心がけて、最後はエフィカシーを高めて挑戦する勇気なのだと感じた次第です。

今回参加した皆様はこれから起業する方や、既に事業を行っている方ばかり。きっと尾花社長のお話に大きな刺激を受けたに違いありません。これから、桐生でエフィカシーの高いチャレンジャーの皆様が活躍していってくれることを楽しみにしています。
最後に、素晴らしいご講演をいただきました尾花社長に心より感謝申し上げます。