英語学習は対話から実践へと進化中
20日は関東若手市議会議員の会 東京ブロックと若手女性地方議員のネットワーク WOMAN SHIFT 共催の研修会に参加させていただきました。前半のテーマは江東区青海にある TOKYO GLOBAL GATEWAY (東京版英語村)の視察研修となります。
TOKYO GLOBAL GATEWAY は湾岸地区にあるビルの2フロアに設けられた体験型の英語学習施設です。運営は株式会社方式で、東京都からの家賃の補助を受けて運営されています。施設内は原則英語のみの空間となっており、アトラクション型の体験施設では飲食店、空港、ホテルなど実際に海外に行ったのと同様の体験をすることができます。また、中高生向けには留学を想定したシチュエーションや、プレゼンテーション、番組制作など、より実践的な体験プログラムが用意されており、年齢や習熟度、目的に応じてあらゆる実践の場が用意されていました。
TOKYO GLOBAL GATEWAY の利用は半日、一日、複数日など、自由に設定でき、利用時間と人数に応じた利用料を支払えば東京都以外の学校でも利用が可能(東京都以外は料金が割増)とのことです。修学旅行などでの利用も多く、20日も全国から多くの小中学生が訪れていました。
英語教育の段階が、個別学習、対話学習と進んでいく中で、最終的な実践の場を設けることが今後の課題となっており、現在各自治体において様々な取り組みを試行しています。しかし、明確な正解がないのも事実であり、暗中模索しているような状況とも言えます。今回視察させていただいた TOKYO GLOBAL GATEWAY は英語学習における実践の場の理想モデルとして参考になるだけではなく、小中高での各段階における英語学習の総仕上げとして利用することで、海外旅行程の費用をかけることなく現地に行ったのと近い学習効果が得られることが期待できます。今年9月に開設されたばかりの新しい施設ですので、まだまだ認知度は高いと言えませんが、今後東京都以外の自治体からも注目される施設となりそうです。
この度の視察研修に際しましてお世話になりました東京都教育庁の皆様、 TOKYOGLOBAL GATEWAY の皆様、東京若手議員の会、及び WOMAN SHIFT の皆様に心より感謝申し上げます。