新里の未来をかたる会

11月19日に桐生市新里総合センター(新里支所)を会場に「第1回 新里の未来をかたる会」が開催され、傍聴させていただきました。
この会の前身は桐生市と新里村が合併した当時に設置された地域審議会です。合併の特例に関する法律の規定に基づいて設置されました。合併の日から平成27年3月31日までとされていた設置期間を終了し、これを引き継ぐ形で合併特例法や自治法に基づかない組織として地域懇談会を設置。そして今回から「未来をかたる会」として名称が一新され、新たなスタートを切った形です。
未来をかたる会では、約20名の委員(公募2名を含む)と荒木市長とがフリートークで懇談する中で、新里地域の将来像についてや、地域の課題などについて意見交換がなされます。今回は「活力あるまちづくり」として「地域おこし協力隊について」と「国指定重要文化財 山上多重塔について」をトークテーマに、各委員から活発な意見が出されていました。
地域おこし協力隊の議論の中では、農産物の販売ができる施設(直売所等)をもっとアクセスの良い南側に整備して納品をしやすくしてほしいと言った意見が出たり、山上多重塔については山上城址公園との連携やお土産の必要性に対するご意見が出されるなど、具体的な議論が多かったのが印象的でした。たいへん有意義な1時間半だったように感じます。
新里町・黒保根町の飛び地の現状からしても、地域からの意見の吸い上げ方は非常に大切です。未来をかたる会は市民の皆様の意見を直接、市長・市政に届けることができる貴重な機会。今回出された意見一つ一つを大切にしながら、それぞれの実現可能性について検討を重ねていきたいと思います。
ご参加された委員の皆様、活発なご議論をいただきありがとうございました。