雨の中での鳥獣パトロール
今朝は新里猟友会の会員として、今年度2回目の桐生市鳥獣被害対策実施隊事業に参加させていただきました。桐生市からの委嘱を受け、有害鳥獣の生息並び被害調査・捕獲オリの点検等を行う事業です。あいにくの雨となりましたが、本日も新里町全域を猟友会員が手分けをしてパトロールを実施しました。
引き続き、桐生市内における野生イノシシの豚熱(CSF)感染例が確認されている状況もあり警戒が高まっていますが、ここ最近はイノシシの出没は少なくなる傾向のようです。野生イノシシにおけるCSF流行の影響があるのか気がかりなところ。今回のようにパトロールをして人の気配をさせるだけでも人と動物の住み分けにつながることから、定期的なパトロールがたいへん重要な活動になってきます。
今回のパトロールでは長雨の影響で道がぬかるみ、軽トラの車輪が泥にハマるなど厳しい環境での作業となりました。野生動物が現れるのは、里山と人間の生活圏の境目。捕獲オリなどは比較的急峻な場所や、不整地の場所に設置されている例が多く見られ、日々管理を行うのは簡単ではありません。
人間も野生動物も命あるもの。共存していくためには、動物の特性を知り、住み分けていく努力をすることが大切です。地域の皆様におかれましたは、人家の側でイノシシを見かけたら決して近づかず、市役所またはお近くの支所までご一報をお願いいたします。