文科省の科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)に採択

桐生市と群馬大学が連名で申請していた「科学技術イノベーションによる地域社会課題解決(DESIGN-i)」が6月18日に採択され、発表されました。

この事業は、地域の課題解決に向けた取組を支援するもので、地域のポテンシャルを生かした目指すべき将来像である「未来ビジョン」の実現に向け、地域住民の質の向上や地域社会の変革(社会的価値)につながる科学技術イノベーションを活用した課題解決を推進する「リージョナルデザインチームの活動」「未来ビジョンの設定」「課題の設定」「仮説の構築・検証」について国が支援するものとなります。

桐生市と群馬大学による提案は「次世代モビリティの導入による持続可能な地方都市モデルの構築」について。4つのリージョナルデザインチームの活動を通じて、「次世代モビリティによって多世代が健康で元気に住み続けられる地方都市の実現」を未来ビジョンに設定し、地域に適した次世代モビリティとして低速電動バス、ムービングチェア、ナローモビリティの導入を図る計画となっています。

先日、桐生市議会 総務委員会として「公共交通に関する提言書」を提出させていただいた中で、荒木市長からは「地域内交通」と「低速電動バスMAYU」を活かすことで公共交通が大きく変わるものと考えているとのご講評をいただきました。今回の社会実験においてもこの2点がおおきな役割を担ってくるものと思います。

免許返納者が増加しつつある昨今、玄関の前から基幹交通である鉄道やバスまでどのように結び付けていくかが非常に大切な視点となります。今回の事業によって、今後の桐生のまちづくりにおいて有効な施策が見いだされ、課題解決に結びつく結果が得られることを期待しています。