学校の再開について
本日開催された桐生市新型コロナウイルス感染症対策本部での決定事項を下記に共有させていただきます。また、荒木市長からのメッセージが出ておりますので、合わせて転載させていただきます。
○学校関係について(再開等について)
・市立小・中学校の対応
4月7日(火)から再開します。
理由:地域の感染状況、児童生徒や保護者の負担等を総合的に判断した。
・市立商業高等学校の対応
4月8日(水)の始業式・入学式のあと、1か月間臨時休業します。
理由:広域から公共交通機関を利用して通学する生徒も多いなどのことから県立高校に準じての措置とした。
○小中学校の再開にあたって
・県のガイドライン等を踏まえて、「新型コロナウイルス感染症に対応した桐生市立学校開催に向けたガイドライン」をとりまとめました。各学校ではこのガイドラインに沿って、引き続き十分な警戒を行い、感染症対策に万全を期してまいります。
・ 別紙のとおり市長からメッセージを出します。
「桐生市立小・中学校の再開についての市長メッセージ」
現時点での新型コロナウイルス感染症の感染状況を見ますと、全国的に感染の拡大傾向が見られ、特に東京都をはじめとする大都市圏では、感染経路が不明な感染者も増加している状況です。群馬県内でも、4月2日現在で21名の感染者が確認され、死亡者も1名出ている現状であり、桐生市では現時点で感染確認者は出ていない状況であるものの、決して気を緩めることができないという認識は共有する必要があります。
こうした状況の中、県立学校については4月7日から1か月の臨時休業を行うと山本知事が発表しました。広域から電車等を利用して通学している高校では、感染拡大防止のためにやむを得ない措置であると考え、桐生市立商業高等学校でも県立に準じて同様の措置をとることにいたしました。8日の始業式・入学式のあと、臨時休業といたします。
市立小・中学校については、地域の感染状況や保護者の不安、再開した場合の学校の状況などについて精査するとともに、児童生徒・保護者の負担、休業中の受け入れ先である放課後児童クラブの状況等も総合的に検討した結果、4月7日から市立小・中学校を再開することにいたしました。
学校を再開するといっても、すべての教育活動を通常通り再開するということではありません。学校再開にあたっては、児童生徒の健康を第一に考え、保護者の皆様の不安をできる限り解消できるよう、最大限の感染拡大予防対策、入学式をはじめ1学期の各行事等の実施方法、感染者が確認された場合の対応などについて、県のガイドライン等を踏まえて、「新型コロナウイルス感染症に対応した桐生市立学校再開に向けたガイドライン」としてまとめました。各学校では市のガイドラインに沿って、実情に応じた対策をしっかりと講じてまいりますので、ご理解をお願いいたします。
小・中学校を再開するにあたり、保護者や市民の皆様にお願いしたいことがございます。
まず、保護者の皆様には、お子様の毎日の検温など、健康観察をお願いいたします。発熱や風邪のような症状がある場合には、決して登校させないでください。あわせてご家族の健康状態にも気をつけていただき、ご家族の体調が悪い場合などには、お子さんの登校を控えさせるなどのご配慮をお願いします。また、マスクについては、県や市、学校でも確保できるように対応をしていきますが、できる限りご家庭でも手作り等でご準備いただけますよう、お願いいたします。
次に、市民の皆様へのお願いです。
繰り返しますが、現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が加速している状況にあります。引き続き、手洗いや咳エチケットを徹底し、「かからない」「うつさない」工夫をしてください。特に知事から要請があったように、東京などの感染拡大地域への不要不急の外出はしないようにし、不特定多数の人が密に集まるような場所を避けてください。また、大人数のイベントの開催については延期や中止するとともに、多くの人が参集する機会をなるべく減らす工夫を強くお願いいたします。
子どもたちが感染しないようにするためには、まず、周りの大人たちが危機意識を共有し、その行動を変えていただくことが絶対に必要です。施設等の休止は当分の間、続けさせていただきます。市民の皆様には、引き続きご不便をおかけしますが、子どもたちの健康を守るため、ご理解ご協力をお願いいたします。