市立学校の臨時休業にあたっての緊急要望書を提出

明日より桐生市内の市立小学校、中学校、商業高等学校が休業となるにあたり、会派として緊急要望書を取り纏め、今朝に荒木市長に提出をさせていただきました。以下、要望書の本文を記載させていただきます。

【要望書本文】

小学校、中学校、商業高等学校の臨時休業についての緊急要望

 この度の新型コロナウイルス感染症対策における、市長をはじめとする市当局の皆様のご努力に敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。
さて、国からの学校等における一斉臨時休業の要請について、桐生市では3月4日から市立小中学校・商業高校を臨時休業することが決定いたしました。国からの要請とはいえ、市内の各市立学校を臨時休業にすることはたいへん大きな決断を迫られるものであると推察いたします。付け加えまして、今回の桐生市の決定は、児童生徒への新型コロナウイルス感染を防止するため、必要かつ、的確な判断であると高く評価いたします。
 一方で、小学校低学年の児童がいる家庭などにおいて、夫婦共働きなどによる児童のみでの留守番に対する不安や、放課後児童クラブの狭い空間に多数の児童が集まることにより感染のリスクが高まるのではないかといった、保護者の皆様からの心配の声が多数存在するのも事実であります。
 準備期間がたいへん短い中、当局の皆様方に置かれましては昼夜兼行のご対応をいただいているところでございますが、市民の皆様からお預かりした意見を会派として要望書に纏めさせていただきましたので、執行に当たってご配慮いただきますようお願い申し上げます。

1. 現在利用していない児童においても、希望する児童は放課後児童クラブを利用できるよう、最大限配慮すること。
2. 放課後児童クラブの利用者増加により、十分な感染症対策を講じることが困難となった場合、学校の複数の教室を活用し、十分な空間を確保できるよう配慮すること。その際、学校教員と連携した対応に努めること。
3. 家庭の事情等により放課後児童クラブを利用できず、また夫婦共働きなどにより授業時間中に大人が不在となる家庭であり、かつ低学年の児童であるなど、児童のみでの留守番に明らかな不安が認められる場合、例外的に学校の教室等を開放し、自習等により学校で過ごすことができるよう配慮すること。
4. 全ての生徒児童が安全に過ごせるよう、本来の授業時間中に限り必要な施設を適時開放し、緊急時の居場所づくりに努めること。

以上

桐生市議会会派そうぞう未来
会長 久保田裕一、幹事長 辻正男、岡部純朗、新井達夫、田島忠一、近藤芽衣