桐生・みどり未来創生会議 -バスの相互乗り入れを提案へ―
18日18時より、みどり市大間々庁舎において「桐生・みどり未来創生会議」が開催されました。この会議は、両市が緊密に連携して各分野の施策を進めていくことで、行政の効率化や市民サービスの向上につなげることを目的として、7月に桐生市長・みどり市長の両者で合意し、9月に初開催したもので、今回は2回目の開催となります。私はこの第一回目に引き続き、一般傍聴として拝見させていただきました。
今回の会議の中では、前回決定した重点的に取り組んでいくべきテーマ「観光を含めた公共交通」と「防災、防犯」における連携事業について、両市の職員で組織する連携事務会議で取り纏めた具体案が提示され、それらを基に議論が展開されました。今回示された事業は以下の通りです。
「公共交通」
① 両市バス交通の相互乗り入れポイントの拡充
② 両市の主要施設や観光施設を繋ぐ広域バスの導入
「観光」
① 桐生・みどり・日光 周遊観光モニターツアー事業
② 桐生・みどり 春の花リレー事業(花桃まつり・黒保根さくらまつり)
「防災、防犯」
① 災害時協力体制の見直し
② 青色回転灯装備車両による防犯パトロール(相互乗り入れ)、防犯情報メール配信
この中でも「両市バス交通の相互乗り入れポイントの拡充」については、令和2年12月に「新里町デマンドタクシー」の大間々駅・赤城駅への乗り入れ、「みどり市電話でバス」の新桐生駅乗り入れ、令和3年4月に「おりひめバス」の東邦病院への延伸など、具体的な相互乗り入れ場所やスケジュールの案が示され、議論も公共交通だけで1時間以上にのぼり、関心の高さを感じさせました。委員の皆様からはICカードへの対応や、デマンドタクシーの予約連携など、具体的かつ積極的に意見があがっていました。
次回の会議開催は2か月後。次回の中心テーマは「学校間連携」です。スピード感をもって各種施策が実行されていくことを期待しています。