学生が提案する桐生の活性化策

今夜はかんのんまちづくりの会の定例会に参加。今月は専修大学の学生の皆さんが桐生市内で「重伝建地区」「街なか」「黒保根」の3つのエリアを、3チームに分かれて調査研究を行った中間報告の発表会が行われました。

専修大学の学生の皆さんは8月に桐生市内において調査活動を実施。少子高齢化の進む桐生市において各地区の特性を活かしながらどのようなまちづくりを進めていくことが地域の活性化に繋がるのか。地域住民へのヒアリングや施設への訪問など、各種調査活動の結果をまとめ、活性化策の提案までをプレゼンテーションとして発表しました。

各チーム2~3名で行われたプレゼンテーションの中では、重伝建エリアでは「定期的な小規模のお祭りの開催」や「町歩きイベント」、「群馬大学との連携」など、地域のコミュニティ強化や住民意識の統一のための施策を提案。街なかエリアでは自動車部品産業が盛んなことや、少子高齢化で医療面の充実が求められていることから、イタリアのボローニャのような医療機器産業の強化を提案。黒保根エリアでは、移動の不便さの解消策や、お年寄りと子どもの交流イベントなどによるコミュニティ強化策などをそれぞれ提案していました。

今回は中間発表となりますが、どのチームの発表も具体性があり、短期間でよくこれだけまとめたものだと感心する内容となっていました。中には、街の皆さんが長い年月をかけて導き出してきた結論の一端に迫るような提案もあり、学生の外から見た客観性や、若者らしい純粋な視点の素晴らしさを感じたところです。

今後も調査を継続されるとのことですので、さらに研究に磨きをかけていただき、今後の桐生市の道しるべとなるような研究成果を生み出してくれることを期待しています。学生の皆さん、たいへんお疲れさまでした。