アジサイの樹勢回復を目指して

アジサイの樹勢回復

7月20日に地元の山上城址公園のアジサイ選定作業に参加してきました。公園の周囲を囲む城跡の空堀が「アジサイの小道」と名付けられており、開園当初から6月から7月にかけて2,000株以上が咲き誇るアジサイは公園の売りの一つとなっています。

しかし、残念ながら市の管理範囲にアジサイは入っておらず。荒れ果てたアジサイを見るに見兼ね、10年程前から地元有志でアジサイの手入れを始めたのがこの活動の始まりです。私は5年前からこの活動に参加でしています。この日は、元町地区の皆様を中心に10名のボランティアが集まり、朝8時から午後3時まで、約7時間かけて花や伸びた枝の選定を行い、来シーズンに向けた手入れを丁寧に行いました。

アジサイの小道

アジサイの小道となっている空堀周辺は近年周囲の樹木が成長し、アジサイに日が当たらない傾向が続いていました。それに伴って、アジサイの樹勢は年々衰えてきてしまっているのが現状です。そんな中、今年の春に開園以来の大幅な枝の伐採が行われ、アジサイの小道に日差しが戻ってきました。今年はまだアジサイの樹勢が回復するには至っていませんが、来年以降は今年以上に元気に花が咲いてくれることを期待しています。

公園管理は本来、市の仕事です。しかしながら、限られた予算の中で全ての管理を完璧にこなしていくのは難しいということも一つの事実。山上城址公園のアジサイのボランティア活動のように、地域の皆様の力を借りて維持管理を行っていくという考え方も、今後重要になってくるのではないかと思います。そういったことを想定して、保険や飲料提供(または少額の委託料)などによりボランティアの皆さんを支援する仕組みを構築することで、市と地域住民の間で協働の仕組みが築いていけるのではないかと感じています。地域の皆様の手を借りながら自治体を健全に維持していく。そんな視点を持って具体的な政策提言に繋げていきたいと思います。

作業に参加された皆様、たいへんお疲れ様でした。