地域を巻き込むまちづくり

本日は群馬県商店街振興組合連合会(県振連)の通常総会・研修会に参加させていただきました。県振連は群馬県内の11商店街が加盟する組織で、桐生市からは中央・本六・末広の3商店街が参加しており、会長は末広商店街の今川理事長が務めています。県内の商店街が置かれている現況は厳しく、商店街振興組合を維持していくのは簡単なことではありません。桐生市においても、今年7月に錦町商店街が振興組合を解散する予定となっています。

交通・教育・医療など街に必要な機能は様々ありますが、商業は行政が担うことが難しい分野であり、市街地の機能が一つでも欠けてしまえば街の利便性は大きく損なわれてしまう恐れがあります。また、商店街は商業振興だけでなく、まちづくりやコミュニティづくりのうえでも大切な役割を持っていることから、街の一つの大切な機能として行政と連携した将来計画づくりが必要です。今回ご講演をいただいた越谷新町商店会 会長 井橋 潤 氏も商店街がコミュニティづくり受け皿となる重要性を述べられていました。

10月に予定されている消費税の増税や軽減税率への対応、キャッシュレス化への対応など、商業環境は今後激変していくことが予想されます。商店街が窓口となり、今後の商業変化に対応できるノウハウを個々の商業者に共有していけるよう、行政と商店街の情報連携をしっかり図っていくことが大切だと改めて感じました。

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